2022年6月、Power Automate Desktop (version 2.21) がリリースされました。
通常、Power Automate Desktop(以下、PAD)のリリース情報は英語のため、翻訳に苦労される方もいるかと思います。
本アップデートでは実用的な機能追加がありましたので、ピックアップしてご紹介しましょう。

追加機能の紹介

入出力変数に設定できるデータの種類が増加

今回のアップデートでは、入出力変数に設定できるデータ形式の種類が増えました。
以前はテキスト型のみでしたが、PADが対応しているデータ型全てに対応するように。以下が新しくサポートされたデータ形式です。

数値
● ブール値
● カスタムオブジェクト
● リスト
● データテーブル

Power Automate Desktop (version 2.21)  入出力変数のデータ形式一覧
実際の画面

URLを用いて、外部(ブラウザなど)からデスクトップフローを実行可能に

PADのプレミアムユーザーは、コンソール実行URLを介してデスクトップフローを実行できるようになりました。この新機能により、ユーザーはコンソールをまったく開かずに、外部からデスクトップフローを実行できます。

ウェブブラウザはもちろん、ショートカット実行、Power Appsと連携することも可能なので、使い勝手が大幅に向上します。

UI要素の編集画面UIが変更

全画面表示、各セレクターに名前を付けて管理することができ、無効化/有効化も可能になりました。

Power Automate Desktop (version 2.21)  編集画面のUIが変更 実際の画像
実際の画面

まとめ

Power Automate Desktop (version 2.21) で、実用的なアップデートは以下になります。

● 入出力変数に設定できるデータの種類が増加
● URLを用いて、外部(ブラウザなど)からデスクトップフローを実行可能に
● UI要素の編集画面UIが変更

このほかにも、SWTフレームワーク上に構築されたJavaアプリおよびアプレットでJava固有のUI自動化をサポートするようになるなど、細かな変更もされています。

もし「どうやってアップデートすればいいの?」「せっかくのアップデート機能をどうやって使ったらいいのかわからない!」という方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。