- 目次
- ● Microsoft Teamsとは?
- ● Microsoft Teamsでできること
- ● Microsoft Teamsを導入するメリット
- ● Microsoft Teamsの無料版・有料版の違い
- ● どうやって始める? Microsoft Teamsの使い方
- ● まとめ
Microsoft Teamsとは?
Teams(Microsoft Teams)は、Microsoftが推奨するMicrosoft 365のコミュニケーションツールであり、Skype for Businessの後継として登場しました(Skype for Businessは2021年7月31日に提供終了)。Teamsにはチャット/通話機能に加えて、ビデオ会議機能、ファイル共有機能、Officeアプリとの連携機能があり、Microsoftアカウントをお持ちの場合は無料で使用できます。
働き方改革の推進により在宅勤務が増加し、多人数でのスムーズなオンライン会話やチャット、共同作業、ファイル共有のツールとしても活用されています。多言語を話す人が参加する学校やセミナーでのオンラインレッスンで一部使用されており、無料版でもさまざまな機能が利用できるのが特徴です。
Microsoft Teamsでできること
ここでは、Microsoft Teamsの機能と活用例を紹介します。現在使用しているコミュニケーションツールと比較してみてください。
チームワークを促進するためのビデオ会議、チャット、ファイル共有機能を装備
Microsoft Teamsは、その名前が示すようにチームワークのサポートを得意とするアプリです。Microsoft Teamsで、プロジェクトにかかわるすべてのやりとりが完了できるように設計されています。
特長となる機能は大きく分けて3つです。
ビデオ会議:一度に最大300人に接続できます。ブロードキャストなら10,000人を相手に開催することも可能。もちろん、少人数でのグループミーティングもサポートしており、基本、デバイスも選びません。
チャット機能:気軽にテキストを交換。また、ログを保存することができます。
ファイル共有:チーム内でファイルを共有することが可能。また、Microsoft Teamsの画面からWordやExcelなどのアプリケーションを開いて内容を確認することができます。同時編集でき、ビデオ会議をしながら直接ファイルを操作してプロジェクトを進めることも可能です。
PCやスマートフォンなど、さまざまなプラットフォームで使用可能
Microsoft Teamsは、WindowsのみならずMac、iOS、Android、Linuxなど様々なOSで使用することができます。パソコン、スマートフォン、タブレットなどデバイスも選びません。
外部ユーザーであっても、招待することで一部機能を通じて共有することが可能です。
OneDriveからのアップロードなど一部の機能はスマートフォンの操作に対応していません。事前に公式サイトをチェックして、必要な機能が使えるかどうかご確認ください。
いつでもどこでも誰とでも、スムーズにプロジェクトを進行することができます。
他のアプリとの連携が容易かつスムーズ
Teamsは他のアプリとの連携も簡単かつスムーズです。
officeアプリはもちろん、Microsoft 365のアプリは連携させなければもったいないほど、プロジェクトの生産性が向上します。
その他、TrellpやBoxといったサードパーティー製のアプリとも連携が可能です。すでにプロジェクト内で使用しているアプリであっても、Microsoft Teamsワークスペースに展開することでスムーズに移行することができます。
たとえば、Microsoft TeamsとBoxを連携すると、コミュニケーションに優れたTeamsと、コンテンツの共有やコラボレーションに優れたBoxの両方を利用することで、非常に使い勝手が良くなります。
Microsoft Teamsを導入するメリット
Microsoft 365アプリとの連携
Microsoft Teamsを導入する最大の利点は、先述したように標準のビジネスアプリであるWord、Excel、PowerPointなどのOfficeアプリとの連携です。TeamsでこれらのOfficeアプリを起動すると、共同作業やファイルの表示が可能になり、生産性が向上します。
さらに、アドオンを外部ツールにリンクすることもできます。
翻訳機能など、コミュニケーション機能が多彩
ビデオ会議がMicrosoft Teamsは、最大300人のオンラインビデオ会議と10,000人のオンラインイベントを開催することができます。
有料版の機能になりますが、会議の音声をリアルタイムに書記する機能もあり、会議後は、Word形式のファイルに保存できます。議事録をつくる手間がなく、かなり便利な機能です。
また、チャットした際、他言語のメンバーがいれば翻訳機能があります。
通話機能も充実しており、有料版では会員間の通話機能に加えて、会員外の固定電話や携帯電話との通信も可能です。また、固定電話や携帯電話から特定の番号に電話をかけることで、電話で会議に参加することもできます。
背後を気にせずにすむビデオ会議のフィルター機能
2022年5月に行われたMicrosoftのアップデートで、画像を滑らかにしてビデオの品質を向上させる「ソフトフォーカス」フィルターと、光の量が不十分な場所で使用できる「明るさ調整」フィルターが実装されました。これらは、デバイス設定を介して会議の前または会議中に有効化することができるので、自分のビデオ会議画面が「暗いな」と感じていたらぜひお試しくだしあ。
また、ビデオ会議の主催者は、すべての参加者に対して新しいチームの「Togetherモード」を設定できるようになりました。 Togetherモードでは、参加者の顔が食堂や大講堂といった仮想会場に集まっているかのように表示されます。
Microsoft Teamsの無料版・有料版の違い
これだけの機能を持つMicrosoft Teamsですが、基本的には無料です。
Microsoft Teamsは、Microsoft365が提供する無料のコミュニケーションツール。登録なしでMicrosoftアカウントにサインアップすることで、誰でも無料で使用できます。
有料版もあるため、より高度な機能が必要になった際には導入を考えてみましょう。
以下に比較表を記載しますので、参考にしてください。
Microsoft Teams 無料プランと有料プランの比較
プラン名 | Micorosoft Teams無料プラン | Microsoft 365 Business Basic Micorosoft Teams の他 Microsoft Exchange、OneDrive、Microsoft SharePoint、Web 版とモバイル版の Word、Excel、PowerPoint が含まれます。 |
費用 | 無料 | ¥540 (税別) /月/ユーザー |
オンライン会議参加者数の上限 | 100 人 (2021 年 8 月現在は 300 人) | 300 人 |
会議の長さの上限 | 60 分 (2021 年 8 月現在は 24 時間) | 24 時間 |
会議のレコーディング | × | ○ |
ファイル ストレージ | 10 GB/チーム | 1 TB |
チャットでの添付ファイル | 2 GB/ユーザー | 1 TB |
Exchange によるメール ホスティングと独自のメール ドメイン アドレス | × | ○ |
OneDrive での個人用ファイル ストレージと共有 | × | ○ |
Microsoft 365 の追加サービス (SharePoint Online、Yammer、Planner、Stream など) | × | ○ |
Microsoft 365 のすべてのアプリとサービスへのシングル サインオン | × | ○ |
強制的な多要素認証 | × | |
高度な監査と報告 | × | ○ |
ユーザーとアプリを管理するためのツール | × | ○ |
Microsoft 365 サービスの使用状況レポートと分析 | × | ○ |
ユーザー設定とポリシーを構成可能 | × | ○ |
稼働率 99.9% を保証 (返金制度あり) | × | ○ |
24 時間年中無休の電話/Web サポート | × | ○ |
どうやって始める?Microsoft Teamsの使い方
それでは、Microsoft Teamsを開始する手順について説明します。
(1)Microsoftアカウントを取得する
Microsoft Teamsの公式Webサイトの[無料でサインアップ]ボタンからMicrosoftアカウントを取得します。
登録にはメールアドレスが必要です。
(2)PCまたはスマートフォンからMicrosoft Teamsアプリをダウンロードしてサインインする
【PCの場合】PCからMicrosoft Teamsの公式Webサイトにアクセスして、アプリをダウンロードします。アプリをインストールした後、Microsoftアカウントでサインインします。
【スマートフォン・タブレットの場合】 Androidスマートフォンまたはタブレットで、iPhoneまたはiPadのGooglePlayストアまたはAppStoreにアクセスして、Microsoft Teamsを検索してダウンロードします。アプリをインストールした後、Microsoftアカウントでサインインします。
PC,スマートフォン、タブレットのいずれでも、アプリをダウンロードしなくてもWebブラウザで使用できます。公式サイト画面から直接ログインしてみてください。
(3)部門やプロジェクトごとにチームを組む
チャットや通話などの機能を使用するには、最初に「チーム」と呼ばれる一般的なタスクを実行するメンバーのグループを作成する必要があります。
チームを作成するのは簡単です。
●Microsoft Teams内の画面から、チームに追加するメンバーを選択して招待する
これだけです。
さらに、チームの下に細分化されたチャネルとして複数のグループを編成できます。
これらの設定が完了すると、ビデオ会議またはチャットを開始できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
新型コロナウイルスの影響で多くの企業がビデオ会議サービスの導入していると思いますが、現在使用しているサービスについてもう一度見直してみてはいかがでしょうか。
弊社では、 Microsoft365活用支援サービス を行っております。ぜひご利用をご検討ください。